昨日お仕事で「性器カンジダ症」の話題が出たので、ブログにも書いてみます。
膣カンジダは、常在菌であるカンジダ属の繁殖によっておこる性器の炎症です。
性行為で移行したカンジダ菌が繁殖したり(外因性感染)、
もともと膣内に常在していたカンジダが何らかの誘因により繁殖(内因性感染)したりして発症します。
保菌していても、症状が無い場合はカンジダ症とは診断されません。
内因性感染の発症過程は↓
①糖尿病・ステロイド服用・免疫抑制薬服用→免疫低下
②抗菌薬服用→ラクトバチルス属 (Lactobacillus) の減少
③妊婦→グリコーゲン増加
疲れやストレスなど抵抗力が落ちることで発症する、女性であれば誰にでも起こる可能性のある疾病です。
再発を繰り返しやすい疾病としても知られています。
症状:
・かゆみ
・おりものが酒かす状、ヨーグルト状
・悪臭あり
私は過去に風邪をひいて、処方された抗生物質を飲んだことで発症したことがあります。
風邪で免疫力も低下している所に、②も重なったのでしょう。
(ちなみに私はその抗生剤にアレルギーがあるようで、別の時には全身に湿疹が出たこともあります。)
ありえないぐらいのかゆみや、おりものに異常が見られた場合は、すぐに婦人科を受診してくださいね。