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生理用品を購入できない問題

先日、イギリスで生理用品を購入できない問題について書きましたが(こちら)、

スコットランドでも同じようです。


スコットランド自治政府は、低所得の女性に生理用品を無料配布するという対策をしているようです。


2015年にイギリスで行われた調査では、

一生で月経にかかる費用は、18,450ポンド(約265万円)とされています。


日本ではどうでしょう?


もちろん生理期間や交換頻度など個人差はあるとして、

1回の月経期間に2パック買ったとしたら、約43万円でしょうか。


海外に行った時に生理用品の金額などを調査していますが、

今まで見た国はだいたい日本の2倍~3倍の値段のものが多いですね。



2018年3月にP&G社(ウィスパー)が日本の生理用品から撤退しました。


このように競争がなくなったり、

新素材が出てきたら、

もしかしたら日本も今の金額では買えなくなるかもしれません。


(ちなみに、トイレットペーパーの値段、上がっていません??)


2010年頃から、貧困家庭の子どもたちにご飯を無料または格安で提供する「子ども食堂」も話題になり始めました。


子ども食堂には貧困の場合だけではなく、1人で食事をしている子供たちの見守りの意味合いもありますが、

もし貧困で通っている子供が増えているとすれば、この子達が初経を迎えるときに、

日本でもイギリスやスコットランドと同じようなことが起きるかもしれません。


そうなる前に、生理用品の選択肢として、初経から布ナプキンも入れて欲しいですね!!



なお、日本でも「節約のために」布ナプキンを始められるという方が、

ここ数年増えているような印象を持っています。